(15日目) ぼくが Sphinx ハンズオンをはじめたわけ
今日は昨日行われたばかりの Sphinx ハンズオンについて触れたいと思います。
Sphinx ハンズオンでは 16人の参加者を 3つのチームに分かれて
それぞれ課題に取り組むということをしました。
課題として用意したのは、会議の議事録っぽい書式の印刷物を一枚(両面印刷してあって、内容は 1.5面)。
これを題材として Sphinx をインストールしてみたり、使ってみたり、ということをやりました。
他に説明に使った資料は Sphinx-users.jp の Sphinx をはじめよう というページです。
やっていたことというとコレくらいで、この材料を渡して各々がひたすら Sphinx と格闘するという 2時間半でした。
当日はてんやわんやでずっとばたばたし続けていたので、終わった途端かなりぐったりしてました。
講師をしていた @shimizukawa、@takanory、@shkumagai も本当にお疲れ様でした。
参加されてた方のほとんどが Sphinx でドキュメントを書く楽しさに出会えたんじゃないでしょうか。
僕からは楽しんでいただけたように見えたので勝手にほっとしています。*1
Sphinx ハンズオンのゴール
最初に考えていた Sphinx ハンズオンのゴールはひとつだけで、Sphinx を使ってみてもらうことです。
そのため、イベントのターゲットとして考えていたのは次のような人たちです。
なお、会場の広さの都合もあるため次のような人たちはターゲットには含んでいませんでした。
別の言葉でいうと、Sphinx に興味のある "予備軍" から
Sphinx が好きな "Sphinx ユーザ" になってもらおうという狙いでした。
今回参加された 16人についてはそれが達成できたんじゃないかと思っています。
イベントを開いたきっかけ
話は変わりますが、Sphinx ハンズオンを始めてみようという考えは、
少し前にアート・オブ・コミュニティを読んでいるときに思いつきました。*2
この本の "Buzz の波を起こす" という章で、「メッセージ」を送ることについて紹介しています。
僕はこの本を読むときには blockdiag や Sphinx-users.jp を思い浮かべながら読むのですが、
この章を読んでいてピンと来たのが Sphinx ハンズオンでした。
このアイディアには、今までいくつものイベントに Sphinx を紹介してきた経験も関係します。
紹介したときのリアクションから Sphinx に興味を持っている人が一定数いるのを認識していましたが、
実際に使ってみる・触ってみるというほどの熱狂は得られなかったと思っていたので、
今回は発表ではなくイベントと言うメッセージを送ることで、彼らの背中を押そうと思ったのです。
あと、とっても個人的なことですが Sphinx ユーザが増えると
blockdiag ユーザも増えるんじゃないか、と考えたところもあります。
まさに僕にとっては一粒で二度おいしいイベントだったのです。*3
今後の予定
いろんな人に参加してもらうために、あと数回おなじ内容で Sphinx ハンズオンをやろうと思っています。
今までの反応から Sphinx に興味を持っている、気になっている人はまだまだ沢山いるようなので、
その人たちのきっかけになることができればいいな、と思っています。
もちろんそのためには僕ひとりでは実現できません。
協力してくれる人の存在が欠かせないと思っているので、
是非この Sphinx を広めるという企みに協力してもらえると嬉しいです。
Sphinx ハンズオンのアイディアは、遠く神戸の地でも Sphinx 朝会という形でスタートしています。(@lab1092 さんありがとう!)
僕は Sphinx ハンズオンの所有権を主張するつもりはまったくないので、
みんな思い思いのかたちで Sphinx を広げていけると楽しいんじゃないかな、と思っています。
あと、なかなか言う機会がないのでついでに書きますが、
Sphinx をもっと使いこなしてたい人のためのイベントもやるつもりです。
今年は関係者が忙しくてほとんど開催できていなかった Sphinx 翻訳ハッカソンです。