今年の Sphinx 生活を振り返って

このエントリはSphinx Advent Calendar 2012の3日目のエントリです。2日目の@ymotongpooより受け取りました。
僕はプレーンな vim 使い(意訳: 特に設定してない)なのですが、Emacs の人はこの記事を見ておくといいと思います。

今年を振り返る

Advent Calendar ということで何を書こうかいろいろ考えてみたのですが、
なんとなく今年の Sphinx 生活を振り返ろうというゆるゆるのエントリーにすることにしました。
濃い技術話を期待されていた方、すみません。

SphinxCon JP 2012

Sphinx (-users.jp) の今年について振り返るにあたって、重要なのは SphinxCon JP 2012 ですね。
(観測範囲内では) 世界で初めての Sphinx のカンファレンスで、7つのセッションとスプリントが開催されました。
詳しくはレポートページに譲りますが、立ち見が出るほどの盛況っぷりでまだまだ多くの人の関心を集めることができるようです。
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僕はこのイベントでは全体の紹介となる発表をしましたが、
Sphinx はまだいろんな可能性を秘めているし、やらねばならないことはたくさんありそうです。

SphinxCon JP 2012 の系譜としては、来年 2月に OSC 併催イベントとして SphinxCon JP 2013 Spring が開かれます。
副会長の @shimizukawa と話していたのですが、これまで Sphinx を通していろんな人たちと出会ってきたこともあり、
また楽しい出会いがあるといいなあ、と楽しみにしています。
手伝ってくれる方も募集していますので、興味がある人は声をかけてくださいね!

Sphinx ハンズオン

去年の 12月にはじめて、その後 5,6 回開かれている Sphinx ハンズオンですが、
実は最初はアート・オブ・コミュニティを読んでいて思いつきではじめたものです。
初心者の人に向けたイベントをやることで、いろんな人に広まるといいなという
「バズの波」を起こそうという狙いのもとにスタートしました。
成果は上々で、(ちゃんと数えていませんが)6〜80人近い方々が Sphinx に触るきっかけになったんじゃないかと思います。

また、僕自身は「最初の 3回でやめる。あとは他の人に任せたい」と公言してきましたが、
西では Sphinx 朝会が(ほぼ同時期に)始まったり、他の講師陣によるサポートがあってぼちぼち継続しています。
Sphinx を広める」というのが目的なので、徐々に広がりが見えるというのはとても嬉しいですね。

僕が開く Sphinx ハンズオンは一旦終了したのですが、また期を見て開催してもいいかな、と思ってます。
やってほしい!という人は声をかけておいてください。声が大きければ近いうちに一緒にやりましょう :-)
もちろん、「オレが開催してやるぜ!」という方も大歓迎です。

Sphinx+翻訳 Hack-a-thon

Sphinx ハンズオンが初心者向けなのに対して、玄人向け? なのが Sphinx+翻訳 Hack-a-thon です。
その前の年(2011)はあまり定期的に開催できていなかったので、
年初に今年はちゃんと毎月開催しようと狙っていました。
イベントページを見てみると、他の Sphinx イベントを開催した1,9月を除いて、ほぼ毎月開催できているようです。

Hack-a-thon はもくもく形式なので、ひたすら作業をしたり、だらだらおしゃべりしたりと
ゆる〜い感じで開催しています。来年も同じペースで開いていこうと思っているので
気が向いた時に参加してみてください。

Sphinx 系の開発

ひたすら blockdiag を改造し続けていた覚えしかなかったのですが、

などの拡張をリリースしたり、gist に小物を作って遊んでいました。

すごく役に立つ機能をリリースはできなかったのですが、
ちょっとしたところで役に立つのではないかと思います。気になったら使ってみてください。

また、ちょっとずつ Sphinx の中がわかってきたので、いつかまとめエントリーが書けるといいなあと思っています。

まとめ

振り返ってみると、実は Sphinx 漬けな一年でした。
Sphinx 自体もあんなところやこんなところ、はたまたそんなところで使われたりと
あちこちで使ってるという話を耳にしています。
使ってもらっている話を聞くと、イベントなどをやっていて報われた気分になりますね。

少し気は早いですが、来年も Sphinx にとっていい年になりますように祈ってこのエントリーを終わりにします。

それでは、明日の @sojimn さんのエントリーをお楽しみに!